薬事の仕事って、大変そう…
研究職から転職したいけど、薬事の仕事って楽しいのかな?
薬事の仕事は、資料作成の業務が多いため、一見、地味です。
薬事の仕事は楽しいの?と思うかもしれません。
私は、医薬品の研究職から、医療機器の薬事職に転職しました。
結論、薬事の仕事は、大変ですが楽しいです!
薬事は育児と両立しやすいのも、大きなメリットです。
この記事では、薬事経験が10年以上ある私が、薬事の仕事で大変なことと、薬事の仕事が理系ワーママにおすすめな理由を解説します。
この記事を読むと、薬事の仕事が理系ワーママにおすすめな理由が分かります。
結論、薬事の仕事が理系ワーママにおすすめの理由は、以下の7つです。
- やりがいを感じる機会が多い
- マミートラックに入りにくい
- リモート勤務がしやすい
- 転職しやすい
- 自分のペースで仕事がしやすい
- 体力的にラク
- 土日休みの可能性が高い
むーちゃん
- 2児のワーママ
- 医療機器メーカーの専門職(薬事)
- リモート勤務ができる会社に転職
- フルタイム勤務
- 理系の大学院卒
薬事の仕事は、製造販売のために国の許可を取ること
医薬品や医療機器を製造販売するには、厚生労働省の許認可が必要です。
薬事の仕事は、医薬品や医療機器の製造販売を行うために、厚生労働省の許認可を取る仕事です。
具体的には、厚生労働省に許可を取るために、必要な書類を作成して申請したり、審査官からの質問に回答したりします。
医療機器の薬事の仕事内容を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
薬事の仕事で大変なこと
薬事の仕事は楽しいですが、大変なこともあります。
大変なことは、以下の3つです。
- 薬機法の知識が必要
- 他の部署との連携が必要
- タイムスケジュールが決まっている
薬機法の知識が必要
薬事の仕事は、医薬品医療機器法(薬機法)などの法律の知識が必要です。
理由は、厚生労働省への申請資料は、薬機法や厚生労働省が発出している通知に基づいて作成する必要があるからです。
さらに、薬事の規制は時代により変わるため、常に最新の情報を習得する必要があります。
他の部署との連携が必要
薬事の仕事は、他の部署との連携も必要です。
厚生労働省に提出する資料をには、以下の内容を記載する必要があります。
- どのようなコンセプトで製品を開発したか
- 競合品と違う点はどこか
- 製品は効果があるか
- 製品は安全か
これらを記載するには、製品の開発者の情報が必要です。
開発者から、必要な情報をくみ取るのが薬事の腕の見せ所です。
タイムスケジュールが決まっている
薬事の仕事では、タイムスケジュールの管理も重要です。
例えば、新製品について、以下のような会社のスケジュールが決まってるとします。
- 2024年1月までに、製品の仕様決定
- 2024年5月までに申請
- 2025年5月までに承認
- 2025年10月に販売開始
このタイムスケジュールは、製品の製造開始の時期や、営業活動にも影響するため、遅れることは許されません。
そのため、申請直前などは、申請資料作成のため忙しくなります。
一方、このスケジュールを守れば、それ以外は自分のペースで進められるのは、薬事の仕事のメリットです。
薬事の仕事が理系ワーママにおすすめな理由
薬事は、女性の割合が多い仕事です。
社外の薬事の勉強会などに参加すると、出席者の半分以上が女性のことが多いです。
子育てしながらもできる仕事が多いので、薬事の仕事はワーママが多いのも特徴です。
この記事では、薬事の仕事がワーママにおすすめの理由を7つ解説します。
やりがいを感じる機会が多い
薬事の仕事がおすすめな理由は、仕事のゴールが明確で、やりがいを感じる機会が多いことです。
新しい製品が承認されるまでの道のりは長く、ハードルも高いです。
このハードルを越えなければ、製造販売することができず、会社の研究開発費が無駄になってしまうため、責任は重大です。
その分、このハードルを越えて、担当した製品が承認されたときの喜びはとても大きいです。
マミートラックに入りにくい
薬事の仕事は、マミートラックに入りにくいので、ワーママにおすすめです。
薬事の仕事は、専門的な知識が必要なため、仕事をできるようになるには、ある程度の経験年数が必要です。
そのため、出産後に、全く関係のない部署に異動する可能性は低いです。
子育てしながらも、薬事の専門知識を活かして、仕事をすることができます。
リモート勤務がしやすい
薬事の仕事は、デスクワークがメインのため、リモート勤務がしやすいのも特徴です。
国への申請手続きは、概ねオンラインでもできますが、一部はまだ印刷して提出する必要があるため、完全リモート勤務ではなく、一部がリモート勤務の会社が多いです。
私は週に3~4回がリモート勤務です
他の会社の薬事担当者の話を聞くと、少なくとも週に3回程度はリモート勤務を行っている人が多いです。
リモート勤務ができると、子育てとの両立がしやすいので、ワーママにおすすめです。
転職しやすい
薬事の仕事は、転職がしやすいのも、おすすめな理由です。
医療機器の承認の手続きは、薬機法など法律に従って行われます。
そのため、薬事のルールを身につけると、転職して他の会社でも仕事ができます。
薬事の仕事をしていると、転職している人は非常に多い印象です。
「この人、また転職したの?!」と驚くくらい、薬事では転職している人は多いです。
「ワーママが働きにくい会社である」などの場合に、会社に依存せずに転職しやすいのはワーママにとっての大きなメリットです。
自分のペースで仕事がしやすい
薬事の仕事では、一人で申請資料や回答書を作成する時間が長いです。
そのため、自分のペースで仕事ができますのも、ワーママにおすすめする理由です。
子供が熱を出しても、仕事を休みやすいは助かります。
申請前や回答書の作成次期は忙しくなりますが、忙しい時期が把握しやすいので調整はしやすいです。
忙しい時期の調整ができれば、あとは自分のペースで仕事ができます。
体力的にラク
薬事の仕事は、デスクワークがメインの仕事です。
そのため、体力的にラクなのも子育て中のワーママにとってはうれしい特徴です。
子育てで体力を使うので、仕事では体力を温存したいですよね。
厚生労働省などに資料を提出しに行くこともありますが、基本的には出張は多くない仕事です。
近年、厚生労働省などへの提出もオンライン申請が増えてきているので、今後は、ますますデスクワークは増えると思います。
土日休みの可能性が高い
薬事の仕事は、土日休みの可能性が高いです。
厚生労働省等の国の機関も基本的には土日は休みのため、連絡がくるのは平日のみです。
土日休みだと、子供と休みが重なるので、ワーママにとっては助かります。
まとめ:薬事の仕事が理系ワーママにおすすめな理由
薬事の仕事がワーママにおすすめの理由を7つ解説しました。
- やりがいを感じる機会が多い
- マミートラックに入りにくい
- リモート勤務がしやすい
- 転職しやすい
- 自分のペースで仕事がしやすい
- 体力的にラク
- 土日休みの可能性が高い
薬事の仕事は、理系の技術職の中で、ワーママが働きやすい仕事の一つです。
「子育てと仕事の両立が大変…」という場合は、薬事の仕事を視野に入れるといいかもしれません。
まずは、社内異動ができそうであれば、社内の異動を検討してみてください。
「社内の異動が難しそう」、「女性が働きにくい会社である」という場合には、転職活動をしてみることをおすすめします。
薬事の転職におすすめの転職エージェントは、以下の3つです。
JACリクルートメントは、薬事職の情報が豊富なのでため、特におすすめです。
相談するだけでも可能なので、薬事の仕事に興味があれば、まずは登録してみることをおすすめします。
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